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令和わらしべ長者 連載企画「令和わらしべ長者」

第1回「令和わらしべ長者」世紀建設株式会社 社長 張梁氏 (後編)

日本で暮らす中国人社長に、ふえるワ!編集部員がインタビュー

こんにちは、ふえるワ!編集部員、謝です!
連載企画「にっぽんで暮らす中国人社長」は、中国出身の新入社員、わたくし謝が、日本で活躍されている中国人社長にインタビューし、日本での生活や成功の秘訣を学ばせていただく企画です!

第1回目は世紀建設株式会社 社長、張梁(ちょう りょう)氏にお話を伺いました。
張社長は20年前に来日し、日本の大学を卒業した後、建設関連の日本企業に就職されました。その後独立されて、現在世紀建設株式会社の社長を務められています。
日本での就職や建設業界についてなど、オンライン対談形式でお話を伺いました。

第1回「令和わらしべ長者」前編は、こちらの記事から見ることができますよ!
「令和わらしべ長者」Vol.1(前編)世紀建設株式会社 社長 張梁氏

中国人が気を付けると良いコミュニケーションのコツ

謝:生活と職場でのコミュニケーションについて、どんなことに気を付けていらっしゃいますか?
張社長:中国では批判があれば相手に直接に言っても大丈夫ですが、日本では一般的にそうではありません。とても親しい友達以外の、職場の同僚などと話す時は、批判や良くない評価は直接言わないほうがいいかな。伝えたいことを少し考えて言葉を選んで言うほうが良いと思います。日本人は一般的に他人を褒めることが多く、良くないことを言うことはあまりない。”○○はダメ”、 “○○は似合わない”、“○○は違う”、“○○(例:綺麗)じゃない”、などの言葉はあまり直接言わないように思います。日本生活のルールみたいな感じだね。
それから、敬語。普段の生活や職場では、“です、ます”を使うことが多いです。職場では、日本語に慣れてきたら、“ございます”などもっと良い言葉を勉強して使うことも大切です。特に先輩や上司、取引先などに対しては失礼のないよう、敬語を使うようにしましょう。そうでないとあなたに対する印象が悪くなります。

謝:私が個人的に知りたい問題があります。例えば同僚や上司と食事に行く時、お金を払う決まりはありますか?
張社長:普通は“aa制”(割り勘) 、自分で自分の分を払ったり合計金額を割った金額を払ったりする方法が一般的です。でも、先輩がお金を多めに出す場合もあります。例えば、1万円を3人で割ると一人当たり3333円。でも、後輩が3000円だけ払い、端数を先輩が払う場合もあります。中国では同僚の間で順番に勘定することが多いですよね。今日は私が払う、次回はあなたが払う、といったように。実は日本人のような費用の平分も良いことだと思います。不必要な誤解やトラブルを避けることができ、各々の支払う金額もきちんと計算して明確です。みんなで、割り勘で食事に行くのも気楽でいいですね。会社の飲み会も、割り勘で払うことが多いです。

謝:後輩が払う場合もありますか?
張社長:そのようなことはめったにないようです。先輩にたくさんお世話になった場合などは、後輩が払う場合もあるかもしれません。でもお世話になった時は贈り物が多いですね。お祝い、季節のご挨拶など、日ごろお世話になっている先輩や上司へ、お盆や年末の時にお土産やお祝いの贈り物を贈ることが多いと思います。また、休日にプライベートで旅行に行くなら、同僚や上司にお土産などを会社に持っていくといいかもしれません。例えば、日本のバレンタインデーなどでは、チョコレートを会社に持参して、みんなで楽しんだりもします。

謝:社長をしていて苦労したことは何ですか?
張社長:会社員より、責任感がより大きくなります。社長になると、直接お金と“付き合う”ことになり、会社の運営を考える必要があります。会社員なら、毎日自分の必要な仕事を遂行して、毎月会社からもらえる給料を待っていればいい。社長は会社全体のことを考えなければならないですし、一つの決定が会社全体に関わります。例えば会社の資金が足りるか、このプロジェクトが終わったら次のプロジェクトはどうやって探すか、どうやって経営するか、社員に給料をいくら払うか、など。小さなことから大きなことまで全部自分で決めなくてはいけません。私も昨年、会社を設立してまだ事業が始まったばかりですが。

謝:今後の展望や目標はありますか?
張社長:会社をどんどん拡大していきたいです。規模を拡張し、小さい会社から大企業になれば、受けられるプロジェクトもどんどん大きくなります。今は設備に関する仕事だけですが、規模が大きくなれば、これからは建物も建てていきたいと思っています。

謝:日本で仕事をしたい外国人にアドバイスをお願いします。
張社長:最初は何もわからない状況だと思うので、まずは黙々と仕事をしましょう。周りの同僚のことをよく見てください。同僚はどうやって働いているか周りの人のやりかたを見てみましょう。中国と日本は、やはりいくつか違いがあります。色々なことを勉強して、たくさんのものを見てください。でも、無理しなくても大丈夫。もしできない場合は伝え、あるいはどこかわからないところがあったら、質問して大丈夫です。
若いうちに起業すると、機会にも恵まれ、時間もたっぷりあります。自分で色々なことを試し、挑戦してみると良いでしょう。成功することが一番いいことですが、失敗しても後悔する必要はありません。それも経験の一つとなります。

インタビューを終えて…

今日は本当に勉強になりました。今回のインタビューは私にとっても初めての取材で、最初は緊張しました。張社長のお人柄もあり、とても良い雰囲気でインタビューを行うことができました。
インタビューで多くのことを聞いて、自分にとっての個人的な日本の生活で感じていた疑問も解決しました。日本で働く上で注意しなければならないことや職場や生活での様々なアドバイスも頂きました。「人老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず」といった言葉があります。私も就職したばかりの今は、色々なことを学び、頑張りたいと思います。今回のインタビューを通して、私も将来何かに挑戦したいという気持ちになり、自分の将来に対して楽しみになりました。このインタビューが多くの在留外国人に有益な情報と感じてもらえたら幸いです。きっと、彼らを勇気づけてくれるでしょう。日本で頑張っている外国人のみなさん、一緒に頑張りましょう!

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https://fueruwha.com/?s=%E5%BB%BA%E8%A8%AD

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