中国伝統芸能「京劇」とは
中国の代表的な伝統演劇の一つ、京劇。清の時代に安徽省で生まれ、北京で発展したため、「京劇」というんだそうです。白塗りの化粧や、独特のお面などで歌いながらお芝居をします。歌劇なので、ペキン・オペラとも言われます。
日本で京劇の舞台は見られるの?
コロナ禍以前は、中国大使館後援の公演やイベント、大学関係のワークショップなどが年に何度も開催されていましたが、今年はとても数が減っています。
そんな中、日本でその京劇の普及活動を行っている一般財団法人日本京劇振興協会が、新作の舞台を開催します。
日本京劇振興協会とは、北京京劇院で主演として活躍した京劇俳優・張春祥が日本での京劇普及を目的として1996年に立ち上げた在日京劇団。メンバーには、中国人と日本人がおり、「日本人向けの演出・日本語セリフ」や「上演前レクチャー」を取り入れたわかりやすい京劇公演が特徴です。
京劇俳優・張春祥
新作エンターテイメント舞台が開催!
その日本京劇振興協会が、新作エンターテイメント舞台を開催します。
演目は「鍾馗 病魔を斬る」。
京劇だけでなく、中国伝統音楽・雑技・ホーミー・変臉(へんれん)・中国獅子といった中国伝統芸能が融合した舞台です。道教の厄除けの神様「鍾馗(しょうき)」が人界の病魔(コロナウイルス)を退治していく物語を繰り広げ、日本人俳優たちがバイプレーヤーとして登場しながら観客の皆様をナビゲートし、中国伝統芸能の世界へと導きます。
これは一度にいろいろな中国伝統芸術を楽しむことができて、面白そうです!コロナにも勝てそうな気がします。劇団は「この状況下においても日本に踏みとどまって活動を続ける外国人アーティストと、それに共鳴する日本人俳優たちの協働による心意気・技術の双方が伴った素晴らしい創作活動にぜひご注目ください」と呼び掛けています。コロナ禍でも日本に残って活動している中国人俳優、スタッフの皆さんを応援する気持ちも込めて、鑑賞に出かけてみませんか?海外になかなか行けない今、東京で中国を体験するのはいかがでしょうか?有料の動画配信もありますので、ぜひ日本全国からご覧ください。
変臉(へんれん)
中国獅子
舞台「鍾馗 病魔を斬る」概要
日時:2021年12月11日(土) 16:00開場 / 16:30 開演 / 18:00 終演予定
会場:成城ホール(東京都世田谷区成城6丁目2-1)
チケット料金:一般 4,000円 世田谷区民 3,500円 学生 2,000円
有料動画配信 4,000円(アーカイブ付き)/3,500円(アーカイブなし)
主要キャスト:張春祥、張海輪、ボルドエルデネ、田村義明(荒馬の旅)、他
主要スタッフ:照明デザイン 山口洸、企画制作・プロデュース 梅木俊治
主催:新潮劇院/一般財団法人日本京劇振興協会
詳細・チケット申し込み:中国伝統芸能コラボレーション公演 「鍾馗 病魔を斬る」(2021.12.11)
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