TIPS FOR FOREIGNERS LIVING IN JAPAN外国人向けお役立ち日本情報

2月にはトルコとシリアで大地震があり、胸の痛むニュースがたくさん流れてきましたね。
一刻も早い復興を願うばかりです…。
地震大国日本に住んでいる限り、地震は私たちも避けては通れない課題。事前に備えをしておくことで、万が一の時に被害を最小限に抑えることができます。
今回は今すぐにできる地震への備えをいくつかご紹介します。

家具の固定

地震が起きた時に被害を大きくするのが家具の転倒です。下敷きになってしまったり、中のものが散乱してしまうことでケガをしやすくなったりします。
家具の固定には以下のものがあります。
・マット式器具
・突っ張り棒
・ベルト式器具
・L型金具
下にいくにつれて、よりしっかり家具を支えてくれます。賃貸などだと壁に直接打ち込むL型金具は取り入れるのが難しいかもしれないので、そういった場合はマット式と突っ張り棒を組み合わせて使うなどするとより安心です。

それと同時に、台所の食器棚などは、棚にもマットを敷いて中のものが滑り落ちてきにくいようにするのもおすすめです。

家具の向きを変える

万が一倒れてきても被害が少ないように、下敷きになりにくい向きに家具の向きを変えるのも実は大きな効果があります。
例えばベッドに対して90度にクローゼットが置いてあったら、倒れてきたときにそのままベッドの上に倒れてきてしまいます。ベッドに対して180度に置いた方が安全です。
また、家具が倒れてドアが開かなくなってしまうことも考えられます。万が一倒れた場合にもドアをふさぐことがないように、これもドアに対して180度(ドアと同じ向き)に配置するのがおすすめです。

非常用バッグを準備しておく

いざ自然災害がおきると、今まで普通に手に入っていたものさえ入手するのが難しくなります。どこかにあるだろう、と思っていたものでも、いざその時になると見つけられないもの。携帯充電器・救急用品・水・数日分の食料など、必要なものをセットにしてまとめて置いておきましょう。
何を入れたらいいか分からない時は、必要なものがすでにセットになっているものも売っています。無印良品の防災セットも人気ですよ。

どこで落ち合うか話しておく

スマホがあるからいつでも連絡をとれる、と思ってしまいますが、災害時には電話もメールも繋がりにくくなってしまいます。圏外の状態が数日続くことも。
そんな時に備えてご家族でどこで落ち合うか前もって決めておくと、パニックにならずに行動できますし、大切な人の安否確認も早くできて安心できますよ。
日本語に自信がない人の場合は特に、地元の自治体が災害時にどこでなにを提供してくれるのか、事前に聞いておくことも助けになります。


そのうちやろうと思っていると、思いもよらない時に急に“その時”がきてしまうものです。待ってはくれない自然災害に向き合うために、日々の忙しい時間の中でも地震対策をしっかりやっていきましょう。