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SMSで届いたURL、それ開けたらダメかも!最近増えてる巧妙な詐欺

インターネットを活用する機会が圧倒的に増えた今の時代、それにつけこんだ詐欺手口も複雑化しています。それに加えて、コロナという特殊な環境を利用した詐欺も増えているので、いざ自分の身に降りかかったときに慌てずにすむよう、相手の手口を少しでも知っておく必要があります。

今回は特に最近増えている詐欺の手口をいくつかご紹介します。あまりに自然で疑うことすらしないような手口もあるので、ぜひ見てみてくださいね。

不在通知やネットショッピングサイトを装ってURLに誘導する

コロナの影響もあってネットショッピングをする人が格段に増えましたが、実はそこも詐欺師の狙い目になっています。

宅配業者を装って送られてきたSMSには特に気をつけてください。そこにあるURLから、ネットショッピングサイトのIDやパスワードを入力するように誘導され、そこから個人情報が盗まれる、というケースがあります。

最近ではさらに、そのURLから荷物追跡アプリのダウンロードに誘導し、そのアプリを通してスマホが乗っ取られる、というケースも報告されているようです。

ちょうど自分がネットで買い物をしたタイミングだと、何の疑いもなく開いてしまうかもしれませんよね。しかもSMSだから大丈夫なんじゃないか、と思いがち…。

また、ショッピングサイトから「不正にアクセスされました」「情報が変更されました」など身に覚えがないメールが送られてきたときにも注意が必要。ショッピングサイトの公式ロゴがついていたとしても注意してください。

そこに貼られているURLからアカウントを確認させようと誘導し、IDやパスワードを入力させ個人情報が盗まれる可能性があります。

ー対策ー
こうしたSMSやメールがきた時には、URLからではなく、自分で公式サイトを開きログインして状況を確認するようにしましょう。それで何事もなければ大丈夫。荷物の追跡なども公式サイトから行いましょう。アプリのダウンロードも、公式サイトに貼られているリンクから飛ぶのが安全です。

SMSで届いたURL、それ開けたらダメかも!最近増えてる巧妙な詐欺

コロナの給付金を装って個人情報を聞き出す

「総務省の~」「新型コロナ対策本部の~」とかそれっぽい宛名からメールがきた時にも注意してください。

「特別給付金支給の申請はこちら」などのSMSやメールが届いて、それにアクセスするとマイナンバーカードなどの個人情報や金融機関の情報まで入力するよう誘導されることがあります。

ー対策ー
給付金などを支給するにしても、政府機関から電話やメールで個人情報を聞き出すことはありません。そういった電話やメールがきた時はとにかく無視が1番。気になったり、心配になったりしたら消費者ホットライン188に連絡したり、政府公式サイトを見て状況を確認してみることもできます。

色々な手口が日々出てきますが、大切なのは慌てないこと。基本は反応せずに無視していればなにも損害は出ません。個人情報が安易に書き込まず、安全に守ってくださいね。