TIPS FOR FOREIGNERS LIVING IN JAPAN外国人向けお役立ち日本情報

画像引用:ぐるなびPRO

画像引用:ぐるなびPRO

株式会社ぐるなび総研が毎年発表している「今年の一皿®」をご存じですか?
これはインターネット上の検索数や消費者へのアンケートを基に、その年を象徴する“食”を選ぶものです。
2022年は「冷凍グルメ」に決定しました!なぜ「冷凍グルメ」が2022年を象徴する“食”に選ばれたのでしょうか。

「冷凍グルメ」が広がった理由

冷凍グルメ1

長引くコロナ禍で、飲食店では店のメニューを冷凍食品として販売する動きが広がりました。急速冷凍機の導入が加速し、店のオリジナルメニューを冷凍食品として再現できるようになったのです。
自動販売機など、購入方法の多様化も消費者の支持を得ました。
フードロス削減にもつながる冷凍グルメは、まさに2022年の日本を象徴する“食”だったというわけです。

ポイントは「コスパ」と「タイパ」と「味」

冷凍グルメ1

冷凍グルメが広く受け入れられた理由は、「コスパ(コストパフォーマンス)」と「タイパ(タイムパフォーマンス)」と「味」にもあります。
適正な価格、材料を買って料理を作る手間の削減、そして冷凍しても変わらぬおいしさ。
スイーツ、お寿司、お弁当、有名レストランのメニューなど「冷凍グルメ」はその可能性をどんどん広げています。今や百貨店にも「冷凍グルメ」専門のコーナーがあるほどです。

特別賞は「乳酸菌飲料」

冷凍グルメ1

2022年は「冷凍グルメ」のほか、「ガチ中華」「乳酸菌飲料」「プラントベースフード」の3つがノミネートされました。
「特別賞」に選ばれたのが「乳酸菌飲料」です。

中でも「ヤクルト1000」は、2022年の「流行語大賞」にもノミネートされるほどの大人気!
「ストレスをやわらげる」「睡眠の質を高める」「腸内環境を改善する」といいことづくめの飲料として話題となりました。
一方、その手に入りづらさもニュースに。いまだに入手困難で、転売も数多く報告されています。

「ガチ中華」と「プラントベースフード」

冷凍グルメ1

「プラントベースフード」はその名の通り、動物性原材料ではなく、植物由来の原材料を使用した食品のこと。環境問題への配慮、食糧不足の懸念、健康志向の高まりから、世界中で注目されています。

日本人らしい遊び心が入った造語が「ガチ中華」です。以前からあった「町(まち)中華」と対になる言葉として生まれました。
「町中華」が日本人向けに改良された中華料理なら、「ガチ中華」は中国人シェフが提供する本場の味です。

以上、2022年の「今年の一皿®」でした。
2023年は一体どんな“食”が日本を席巻するのでしょうか。今から楽しみです。

FueruWHA!プロフィール

minto
秋田県出身、兵庫県在住のWEBライター。
主人の転勤に伴って、上海・蘇州に計4年間暮らした経験があります。
ウイグル料理が大好き!トルファンで食べた羊肉串が忘れられません。