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ビジネスメール

四季がある日本ではビジネスメールを送る際に、季節にちなんだ“時候の挨拶”で始めます。要件を伝える前のワンクッションとなりますし、相手を気遣う機会になるので、円滑な人間関係を築くためにもとても重要なマナーです。
特に春は新たな出会いが増える時期でもあり、挨拶を交わす頻度も自然と増えてきます。
日本では初めの挨拶を重視する風潮があるので、ここでしっかり好印象を残しておきたいものです。
そこで今回は、出会いの多い春の時期に使える時候の挨拶をご紹介します。

“~の候”の型を覚えよう

日本特有の季節のワードを交えて挨拶するなんてハードルが高い、と思うかもしれませんが一定の型を覚えてしまえば難しくありません。
最初に使うのが「~の候」。これは「~の季節(時期)になりましたが」の意味です。ここに季節を連想させる単語を挿入します。
その後ろに、その季節の単語の雰囲気とあった気遣いの言葉を入れれば完成です。

例文)「春暖の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。」
前半の「春暖の候」は暖かくなってきて心の踊る季節になってきたことを連想させます。それで後半は、その雰囲気にあった相手の繁盛を喜ぶポジティブな内容にするとぴったりです。

春に使える時候の挨拶

例文)「花冷えの候、如何お過ごしでしょうか?」
ここで「花冷え」とは穏やかな天気になってきた後に寒さが戻る時期をさします。その時は後半は相手の健康を気遣うような文面にするとより自然な流れになりますね。もちろん、最初の例文の後半をつけても問題ありません。

例文)「桜の美しい季節になりましたが、○○様にはお元気でご活躍のこととお喜び申し上げます。」
少しリラックスした相手であれば「~の候」の代わりに「~の季節になりましたが」を使っても問題ありません。こちらの方が決まった季語だけでなく、季節の雰囲気をダイレクトに伝えられるので使いやすいかもしれません。

春の爽やかさが感じられる季語を選ぼう

日本では4月が新年度にあたり、学校や会社でも「またここから1年頑張っていこう!」というフレッシュな雰囲気があふれる時期です。そうした前向きな雰囲気が伝わる言葉を選ぶと、センスが感じられますね。
例)春暖の候、春爛漫の候、桜花の候、陽春の候
桜も散り初夏が感じられる季節になったら、その爽やかさを感じられる季語を選びます。
例)薫風の候、新緑の候、若葉の候、葉桜の候(5月上旬まで)

型にはめて季語を選べば春以外でも無限に応用できますよ。季節に合わせた挨拶の言葉も日本独特の文化です。ビジネスシーンで使えば温かみが伝わって、相手の方にも喜んでいただけますよ。ぜひ使ってみてください。