最近なんだかやる気が出ない…。そんな方多いのではないでしょうか?実はそれ夏バテ(中暑)かもしれません。酷暑ともいわれる暑さと、冷房で涼しくなった部屋を行ったり来たりしていると、その温度差でよけいに夏バテになってしまいますよね。
中国では夏バテ(中暑)の時は体の中にたまった湿気を取り除こうとしますよね。金花茶や、緑豆、羅漢果のお茶を飲んだり。私も実際に大陸に住んでいる時、漢方の知識が活用されているな、と思いました。それと同時に日本の夏バテ対策との違いに驚いたんです!
そこで今回は、日本ならではの夏バテ対処方法をご紹介します。
取り入れる栄養素を重視する
日本人が夏といったら連想する食べ物は、夏バテ対策になる食材が多いです。どれもエネルギーになるタンパク質や、疲労回復を促進するビタミンB1、ミネラルなどが豊富な食材ばかりです。
梅干し
日本ならではの酸っぱい食べ物、梅干し。夏にぴったりな清涼感がありますが、栄養素もばっちり!含まれるクエン酸は食べたものを上手にエネルギーに変えて体に吸収しやすくしてくれる、と言われています。他にも胃腸の調子を整えて、食欲を回復させる効果も期待できるんだとか。
おすすめレシピ:叩いた梅を紫蘇と豚バラ肉で巻いて焼く。バッター液とパン粉をつけて揚げるのも美味しい!
トマト
日本では庭でトマトを育てている方も多いですよね。トマトには汗で流れやすいミネラルが豊富です。リコピンにはサビ付きから守る抗酸化作用があるそうです。紫外線を浴びた後のリカバリーにも効果的!
おすすめレシピ:トマトを角切りにして塩昆布で和える。ごま油を少したらしたら完成!
鰻
土用の丑の日など、暑くなったら鰻を食べて元気になるのが日本の古くからの習慣です。実はとても理にかなっているんですよ。鰻にはビタミンが豊富!特にビタミンB1、ビタミンB2、むくみ改善が期待できるカリウムが含まれているから夏バテにピッタリなんです。
おすすめレシピ:やっぱり鰻丼が一番ですが…。家ではきゅうりの酢の物に鰻を混ぜた“うざく”が作りやすいですよ。
豚肉
タンパク質とビタミンB1が豊富!他のお肉より効果的に疲労回復できる、と期待されています。
おすすめレシピ:生姜焼きは夏の最強パワー飯!生姜をたっぷりするのがポイントです。タレは生姜・醤油・砂糖・料理酒をひと煮立ちさせるだけ。
ミョウガなどの香味野菜
ミョウガに含まれるαーピネンという成分で、食用増進・消化促進・血行促進・内臓の働きアップ・眠気覚ましの効果があると言われています。これはまさに夏バテの全ての症状に効果が期待できますね!また発汗作用もあるため、身体の中にこもった熱も下げてくれるんだとか。
おすすめレシピ:ミョウガの肉巻き。焼肉のたれで焼いてみてください。意外な美味しさでビールが進みます!
麦茶
夏の日本のソウルドリンクと言っても過言ではない麦茶。カフェインもないし、カリウムが主成分で、夏の乾いた体にはただ水を飲むより適しているんです。
郷に入っては郷に従え、とも言いますし、暑さが厳しくなりそうなこの夏は日本式夏バテ対策食材をトライしてみてくださいね。
(今回ご紹介した栄養素や効能は、効果を保証するものではありません。ご自身でバランスよく摂り入れてくださいね。)
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