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出展:きのさき温泉観光協会公式サイト

【前編】では、私のおすすめ「城崎温泉」の7つの外湯のうち、3つ(御所の湯、鴻の湯、「さとの湯」)を紹介しました。今回の【後編】では、残りの4つの外湯の見どころ、入りどころについて書きたいと思います。

外湯とは、旅館の外にあるお風呂のこと。「城崎温泉といえば外湯めぐり」というほど、有名です。

浴衣に下駄の正装で、城崎温泉の外湯にレッツゴー!

城崎温泉の始まり!「まんだら湯」

出展:きのさき温泉観光協会公式サイト

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今から約1300年前、道智上人という僧侶が1000日間お祈りをしたことで湧き出たのが、この「まんだら湯」といわれています。

翡翠色の唐破風(からはふ)様式の屋根が目立つ建物も、とても趣があります。

裏山の景色を眺めながら桶風呂にのんびりつかると、幸せなぼんやりに浸れます。

“天下一の湯”と謳われた「一の湯」

出展:きのさき温泉観光協会公式サイト

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城崎温泉街のちょうど真ん中あたりに位置するのが、こちらの「一の湯」。歌舞伎座を思わせる桃山方式の建物が特徴です。

元々は「新湯(あらゆ)」と呼ばれていましたが、江戸時代の名医“香川修徳”が「城崎新湯(一の湯)は天下一」と述べたことから、天下一の一を取って「一の湯」と改名されました。

「一の湯」の特徴は、この洞窟風呂!岩をくりぬいたような豪快なお風呂に入ると、異空間に迷いこんだような不思議な気持ちになります。

ゴツゴツの岩肌を触って、自然と一体化する雰囲気に浸ってください♪

小さいけれど風情がある「柳湯」

出展:きのさき温泉観光協会公式サイト

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中国の名勝・西湖から移植した柳の木の下から湧き出たことから「柳湯」と名づけられた温泉です。

お風呂はシンプルに内湯のみ。城崎温泉の7つの外湯の中では一番小さい温泉ですが、なんともいえない風情があって人気です。

別名「子授けの湯」ともいわれていて、実際にここに入ったら子どもができたという人もいるんだとか!

「地蔵湯」

出展:きのさき温泉観光協会公式サイト

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江戸時代に多数の村民が入浴していたことから、“里人の外湯”と呼ばれていたこちらの湯。
この湯の泉源から地蔵尊が出たため、「地蔵湯」という名前が付けられました。

建物の前に地蔵尊が祀ってあります。地元の方からも愛されている温泉です。

子ども用のかわいらしい浴槽があります!

以上駆け足でしたが、城崎温泉の7つの外湯をご紹介しました。

「きのさき温泉観光協会公式サイト」では、外湯の現在の混雑状況がリアルタイムで見られるようになっているので、混雑しているところを避けて、すいているところから入ることができますよ!

夜はどこの外湯も大勢の人で賑わっていますが、日中はわりとすいています。まずは明るいうちに外湯を制覇して、夜は気に入った外湯に狙いを定めて、人がまばらな時を狙って入るのがおすすめです!

FueruWHA!プロフィール

minto
秋田県出身、兵庫県在住のWEBライター。
主人の転勤に伴って、上海・蘇州に計4年間暮らした経験があります。
ウイグル料理が大好き!トルファンで食べた羊肉串が忘れられません。