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大和言葉を知っていますか? 日本人が親しみを感じる単語

大和言葉について聞いたことがありますか?大和言葉は日本人にとって耳馴染みがよく、親しみを感じる響きがある言葉です。この記事で大和言葉について知って、日本語上級者を目指してみてくださいね!

大和言葉って何?

大和言葉とは、漢語や外来語が入ってくる以前から日本に存在していた単語のことです。単語によっては、縄文時代や弥生時代まで歴史を遡ることができる単語もあります。大和言葉は、主に話し言葉の単語が起源のため、文字よりも音そのものに意味を持つのが特徴です。

日本人にとって大和言葉はどんな印象?

日本語には近い意味の単語も多くありますが、あえて大和言葉を使うことで日本人の心に響きやすくなります。大和言葉は日本古来の生活や風土の中から自然に派生した言葉なので、日本人にとって懐かしい響きがあり、一音一音が優しく感じます。

漢字を訓読みすると大和言葉に

具体的には大和言葉ってどの単語?と思われるでしょう。一番わかりやすく説明すると、漢字の訓読み単語は大和言葉が多いです。中国人の日本語学習者の方は、「この漢字を何でこんな読み方するの?」と不思議に思われたことがあるかもしれません。それは、漢字が中国から伝来した時に、日本に元々あった単語を後付けしたためです。

例えば「故郷」は「こきょう」とも「ふるさと」とも読めます。「こきょう」は漢語の音に由来した読み方なのに対し、「ふるさと」は日本古来から存在している大和言葉です。公式の文章などで「こきょう」と読むと、かしこまった印象があります。一方、「ふるさと」と読むと柔らかく、故郷の風景が目に浮かぶような響きを感じます。

筆者の個人的な感覚ですが、話し言葉では「私のこきょうは〜です」と言うより、「私のふるさとは〜です」と言ったほうが故郷への愛が伝わる感じがしますね。

漢字を訓読みすると大和言葉に

こんな場面で大和言葉を使うと日本語上級者

大和言葉を上手に使えば、日本人の心を動かしたり、日本をよく理解している人、という印象を与えることができます。
ここでは、大和言葉を使うのにぴったりな3つの場面をご紹介します。

・情緒を伝える表現
心動かされた時の表現として「感動した」がありますね。しかし、いつも「感動した」だけではあまり想いが伝わらないかもしれません。大和言葉を使うと表現がもっと豊かになります。
● 胸に迫る
● 胸を打つ
● 感極まる
● 心に染みる
こんな表現を自然に使えると、「美しい日本語を使う人だな」と一目置かれますよ。

・季節を伝える表現
日本には四季折々があり、その風土から派生した美しい言葉も多くあります。季節を伝える大和言葉の例には次のようなものがあります。
● 麗か(うららか)
● 蝉時雨(せみしぐれ)
● 馬肥ゆる秋(うまこゆる)
● 夜長(よなが)
● 木枯らし(こがらし)
季節の挨拶に織りこむと上品な印象です。

・感謝を伝える表現
感謝の言葉も大和言葉を使うとより柔らかく、優しさを感じる印象になります。こんな言葉は感謝の表現の一例です。
● お心遣いありがとうございます
● お心配りありがとうございます
● おかげで順調でした
● 恐れ入ります
外国人にとって発音しにくい言葉も多いですが、上手に使えると、とても素敵に聞こえます。

大和言葉を使いこなすと日本人の心が掴めるかも!?

日本古来の風土から派生した大和言葉は、日本人の心に懐かしく、優しい響きのある言葉です。日本語初級者の方にとっては発音しづらい言葉も多いかもしれませんが、上手に使いこなせると、日本人の心を感動させる話し方ができるようになりますよ。何で漢字には訓読みがあるの?と疑問に思っていた方、この記事で大和言葉について少し知っていただけたなら嬉しいです!