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お小遣いを稼ぐ方法 不用品売却をメルカリでやってみる 1

まずは、メルカリでものを買ってみる

メルカリはすでにご存知かと思います。フリマアプリと呼ばれるインターネット上で個人同士が売買するフリーマーケットアプリです。

コロナの影響で残業代や手当が減って収入が減ったという人も多いのではないでしょうか。ぜひメルカリを使って、減った分以上に楽しみながらお金を増やしてみませんか。

メルカリの登録方法は、ユーチューブなどにわかりやすい動画がたくさんあります。お勧めは、すでにメルカリを始めているお知り合いから招待コードをもらうこと。そうすれば、お知り合いとあなたの両方に500ポイントがもらえます。まずは、その500ポイントを使って買い物をしてみましょう。買うものは何でもいいと思います。買ってみることで、メルカリでの売買の流れがわかります。売る前に買う体験をして知っておくと後々役に立ちますよ。

メルカリでものを買ってみる

メルカリアカウントは国籍不問

メルカリには、スマートフォンがあればアプリから簡単に登録することができます。1台のスマートフォン(1つの電話番号)で1つのアカウントしか持つことができません。同居する家族でも別のスマホと電話番号があれば、それぞれアカウントを作ることができます。

アカウント作成の条件は、日本国内在住者となります。国籍は不問です。日本に居住していれば誰でもメルカリは始めることができます。

メルカリの他にも楽天が運営するラクマ、ヤフーが運営するヤフオクなどがあります。メルカリとラクマは似ています。ヤフオクは、ユーザー層が異なっているので売れるものが違っています。慣れてくれば、3つ一緒に出品することで2倍売れやすくなりますよ。

メルカリは、女性ユーザーが多く、中古や未使用品などが売れる傾向があります。一方、ヤフオクは男性ユーザーが多く、新品雑貨やマニア向け商品が売れる傾向と、ちょっとした違いがあります。

あなたの身の回りものを良く見てみましょう。たとえば、着なくなった子ども服、不要な漫画、見終わったDVD、もらったけど使っていないバッグやお皿など眠っていませんか。これらはメルカリとの相性がよく、ほぼ売れます。

まずは不用品から出品してお金に変えることで、「メルカリ売れた体験」を積んでいくと、次のステップアップになります。不用品なので全額利益。しかも、置き場所も空くので一石二鳥です。

プレゼント当選した食品セット。2つに分けて販売しすぐに売れた

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不用品が売れる技をマスター

ここからは、不用品を売るためのテクニックをご紹介します。

まず商品撮影です。カメラはスマホで十分です。商品だけが写るようにして、自然光で昼間撮影するようにしましょう。メルカリは1枚目の写真でクリックするかどうかが決まるので、1枚目の写真が重要です。

1枚目の写真が重要です

写真、説明文、価格などは、商品名で検索して、他の出品者さんを参考にして上手に真似するのが近道です。ただし、そのままコピーはダメですよ、注意を受けることがあります。

メルカリの特徴として、購入者とのコミュニケーションを大切にする文化が根づいていることが挙げられます。たとえば、売れたら、「ふえるワ!さま、初めまして。最後までよろしくお願いします。」などのメッセージが届きます。出品者も、「〇〇さま、初めまして。こちらこそよろしくお願いします。発送しましたらまたご連絡します。」
などと返信してやり取りします。このやり取りはヤフオクにはありません。

日本語のメールが苦手な人はテンプレで

購入者とのこのようなやり取りが面倒……という人も少なくないようです。そこでお勧めなのは、必要な文章を用意しおいて、テンプレート化することです。日本語に不安がある外国人は、日本人の知り合いにチェックをお願いすれば、きっと喜んで書いてくれると思いますよ。テンプレから名前だけ追加してコピペすればOKです。

日本語のメールが苦手な人はテンプレで

さらに匿名配送を設定しておけば、相手に住所も名前も知られずに済むので、匿名配送を上手に活用することもコツです。

あと、メルカリ利用者には、商品と一緒にサンキューレター(お礼を書いたカードなど)を入れる人が多いのですが、これも日本語で書くと時間がかかるというのであれば、100円ショップのダイソーなどに売っている動物のシールなどを貼っておくだけで、相手に気持ちは伝わりますよ。

ちなみに、私は封筒にシールや感謝などのシール(メルカリで300円で売ってます)を貼ってササッと毎日のように送っています。

(我妻伊都/5時から作家塾®)

FueruWHA!レポーター/プロフィール

我妻 伊都(わがつま いと)
編集者・フリーライター。SARSが流行しているとき中国へ初出張。2005年から拠点を中国へ移し十数年過ごす。現在は東京拠点に活動。中国では出張者、駐在員、現地採用、留学生、フリーランス、NPO理事などを経験。11年に雑誌編集者、12年に月刊誌でプロライターデビュー。『ニューズウィーク日本版』『日本と中国』『週刊SPA!』『ハーバー・ビジネス・オンライン』等へ執筆。機関紙や専門誌の編集にも携わる。
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