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ブランド中古品

中国人で賑わう中古販売市 アリペイで購入して中国で転売も

ブックオフや大黒屋を訪れた外国人は、「これは新品じゃないの?」と驚く人が少なくありません。

日本の中古品は非常に状態がよく、また中古品を販売するセカンドストリート、ハードオフなどの中古販売店が全国にあり、スマートフォンやパソコン、家電、自動車などもしっかりと整備されているので安心して買うことができます。しかも格安です。

加えて、中古のブランド品でも古物商の免許を持ったプロが責任持って扱っているので、偽物は、ほぼありません。

そんな中古ブランドが10万点以上集まる、流質品販売イベントが年2回あります。「シッチーのチャリティフェア」(http://www.shicchy.com/)は、毎年6月と11月、東京の平和島・東京流通センター(東京都大田区)で開催されています。

流質品とは、質屋から流れた商品。質屋は商品を預かりお金を貸します。たとえば、iPhone(アイフォーン)を預けて2万円を借りて、決まった期限までに2万円と利子を質屋へ払えば、アイフォーンは戻ってきますが、期限までに払えなければ、アイフォーンは質屋のものとなります。これを流質品と呼ぶのです。

ブックオフや大黒屋

シッチーのチャリティフェアの様子。人気商品はすぐに売り切れてしまう

シッチーのチャリティフェアは、そんな流質品を全国から集めたフェアです。魅力は価格で、新品価格の30%~90%も安く買うことができるんです。

会場には、宝石、貴金属、ブランド品などがありますが、一番人気は、一番奥の特別エリアにあるルイ・ヴィトンコーナーです。日本人はルイ・ヴィトンが大好き(特にモノグラム・ラインが大人気)なのでコンディションの良い中古品が数多くあるのです。

ルイ・ヴィトンは、世界共通でセールやディスカウント販売がないので、5年、10年経っても価値が落ちず、中古でも高く売れる点も魅力です。

シッチーのチャリティフェア

「シッチーのチャリティフェア」にあるルイ・ヴィトンコーナーは大人気

シッチーのチャリティフェアは、状態のいい本物が安く買えるということで、中国人スタッフ曰く、近年、ルイ・ヴィトンコーナーは半分以上が中国人客になっているくらいです。

このフェアのために訪日日程を合わせてくるツアーもあり、フェアでは、中国人客に対応するために中国人スタッフを配置し、支付宝(アリペイ)やWeChat(微信)ペイにも対応しています。

WeChat(微信)ペイ

WeChatペイでも支払うことができる

現代中国人は、あまり財布を重宝しないので、ルイ・ヴィトンの財布はあまり人気がなく、圧倒的に人気があるのは、大きめのバッグです。MMサイズよりより大きなGMサイズのほうが人気のようです。

ルイ・ヴィトンのモノグラム

このルイ・ヴィトンのモノグラムが人気だが、財布の人気は下がっているとか

会場には両手いっぱいにルイ・ヴィトンのバッグを抱えている女性がたくさんいます。友人や家族にプレゼントしたり、転売しても稼げると話していました。

しかし、昨年11月のフェアは、新型コロナウイルスの影響で中止に。6月の開催については未発表ですが、現在、海外からの入国が制限されているので、もし、開催されるのであれば、日本に住んでいて東京へ行ける人はチャンスかもしれませんよ。










FueruWHA!レポーター/プロフィール

我妻 伊都(わがつま いと)
編集者・フリーライター。SARSが流行しているとき中国へ初出張。2005年から拠点を中国へ移し十数年過ごす。現在は東京拠点に活動。中国では出張者、駐在員、現地採用、留学生、フリーランス、NPO理事などを経験。11年に雑誌編集者、12年に月刊誌でプロライターデビュー。『ニューズウィーク日本版』『日本と中国』『週刊SPA!』『ハーバー・ビジネス・オンライン』等へ執筆。機関紙や専門誌の編集にも携わる。
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