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新型コロナワクチン外国人も接種できる?

日本でも新型コロナウイルスワクチン接種が進んでいます。自衛隊が東京と大阪で運営する大規模接種センターや各地方自治体が運営する接種会場に加えて、企業や大学単位での職域接種も始まり、64歳以下の人も接種対象となってきました。

ここで気になるのは、日本に住む外国人はどうなっているのか? ということです。

厚生労働省のサイトには、
「日本国内に居住する外国人の方は、原則として接種の対象となります。原則として、外国人登録をしている市区町村で接種を受けていただくことになります。」
とあります。

参考サイト
新型コロナワクチンQ&A(ページ下部にコールセンターの案内があります)

厚生労働省のサイト

8言語に対応する厚生労働省の新型コロナワクチンコールセンター

接種費用は日本人同様に無料とのことです。

私が住む東京都の自治体へ確認してみると、会場は未定ですが、日本人と同じタイミングで接種券を配布するとのことです(自治体によって異なる可能性あり)。

製薬会社

市区町村(自治体)が実施するワクチン接種はファイザー(米国)製を使用しています。現在、日本で接種されているワクチンは、ファイザーとモデルナ(米国)の2種類です。

モデルナは稼働中の自衛隊の大規模接種センターで使用されていますので、その他はファイザー製となります。製薬会社を選ぶことはできません。

日本の周辺国でも在留外国人向けの接種が始まっており、たとえば、フィリピンは、ファイザー、アストラゼネカ(英国)、シノバック(中国)、スプートニクV(ロシア)の4種類が接種されているようですが、フィリピンもワクチンを選ぶことはできないようです。

中国でも都市部を中心に在留外国人の接種が始まっており、中国の遼寧省では1回の接種にかかる費用は100元。2回接種すれば「接種証明書」が発行されるとのことです。使用するワクチンは中国製のみで製造会社2社から選ぶことはできないようです。

この接種証明書が今後大きな問題になるかもしれない

都内のスーパーマーケットで働く広州出身の中国人女性にワクチンを接種するか聞いてみると、
「無料で接種してくれるのはありがたいです。もちろん、受けますよ。来年の春節に帰国するときに接種が必須条件になっているかもしれませんから……」
という返事でした。

接種証明書は、ワクチンパスポートとも呼ばれ、世界中で活用する動きを見せています。日本ではワクチン接種は個人の自由なので、接種有無による差別を生まないために、国内では接種証明書による制限は行われない可能性が高いとみられます。しかし、中国や諸外国の中には、接種済みを示すワクチンパスポートがないと入国や国内移動を制限する国が出てくることが予想されます。

日本では自治体でワクチンを2回接種すると接種終了を示す書類が発行されるそうです。8月以降、日本でも海外渡航者向けにワクチンパスポート相当のものを検討しているとの報道がありますので、大切に保管しておいたほうがよさそうです。

不明点があれば、下記の新型コロナワクチンコールセンターへ相談してみてください。

0120-761770(フリーダイヤル・午前9時~午後9時・土日祝OK)
中国語・英語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語・タイ語・ベトナム語に対応しています(※タイ語とベトナム語は対応時間に制限あり)

(我妻伊都/5時から作家塾®)

FueruWHA!レポーター/プロフィール

我妻 伊都(わがつま いと)
編集者・フリーライター。SARSが流行しているとき中国へ初出張。2005年から拠点を中国へ移し十数年過ごす。現在は東京拠点に活動。中国では出張者、駐在員、現地採用、留学生、フリーランス、NPO理事などを経験。11年に雑誌編集者、12年に月刊誌でプロライターデビュー。『ニューズウィーク日本版』『日本と中国』『週刊SPA!』『ハーバー・ビジネス・オンライン』等へ執筆。機関紙や専門誌の編集にも携わる。
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